シアトル・マリナーズ岩隈久志が現地12日シアトルでのオリオールズとの試合でノーヒットノーランの快挙達成!!日本人メジャー選手としては、あの野茂英雄以来2人目の偉業となった!
今季の岩隈は4月に右広背筋の負傷でDL入り。7月にメジャー復帰してからは好投が続いたものの、トレード期限ギリギリまで有力な候補として名前が挙がっていた。
この日は岩隈本来のピッチングが冴え渡り9回116球を投げ無安打、3四球、7奪三振の快投で、味方の好守備にも助けられ見事ノーヒッターとなった!
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ここまで11試合に登板、防御率4.41、3勝2敗。メジャー復帰してからはチーム状態が悪い中、岩隈は好投し3連勝。
味方の援護も少ない中、前回登板では自身メジャー最多投球118球を投げ、4-3と薄氷の勝利を挙げていた。
そんな中、現地時間8月12日のホーム、シアトル・セーフコ・フィールドで岩隈が快挙を達成!
この日、3回まではパーフェクトに抑えてきた岩隈、制球力のある岩隈が珍しく4回に2四球を許すも後続を抑え、その後もノーヒットを続け迎えた。
打線は3回、2アウト二塁でグティエレスがタイムリー二塁打を放ち先制打。カノーの左前適時打で2点目を挙げた。
続く4回にもスクレのタイムリー二塁打で1点を追加し、3-0でその後は膠着状態が続いていた。
8回再び先頭のスクープを四球でランナーを出すが、ここはダブルプレーに抑える。
【8回表 四球で走者を出すもダブルプレーに抑える岩隈】
(映像:MLB.COM)
そして迎えた9回表。ノーアウトから9番のロウが三塁ファールフライを打つが、マリナーズ三塁手シーガーが観客席手前で巧くキャッチしフライアウトに打ち取った。
【9回 三塁ファウルフライをシーガーがナイスキャッチ】
(映像:MLB.COM)
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続く1番マチャードをサードゴロに打ち取り、2アウト。
そして2番パーラーを迎え、セーフコ・フィールドが最高潮の盛り上がりを魅せる中、見事センターフライに打ち取り、歓喜の瞬間が訪れた!
【岩隈久志 ノーヒットノーランの瞬間】
(映像:MLB.COM)
肘の故障で不安を抱えながら投げる田中、開幕前に故障のダルビッシュ、ここに来て上原までDL入りし、ここ数年華々しい活躍を魅せていた日本人投手に暗雲が立ち込めていた矢先の岩隈久志の快挙となった。
岩隈自身4月に背中の故障でDL入り、リハビリを終え1Aから調整登板も経験し、7月にメジャー復帰を果たすが、トレード期限ギリギリまでトレード市場で有力候補に挙げられ、その7月末には自己ワーストの被安打10、6失点と精彩を欠くなど、非常に苦しいシーズンを送ってきた。
ちなみに日本人メジャー投手としては野茂英雄氏以来2人目だが、野茂氏はドジャース時代の1996年9月7日と、レッドソックス時代の2001年4月4日に2度「ノーヒットノーラン」を達成している。
今季MLBではこれまでに3人がノーヒッターとなっており、岩隈で4人目。当たり年になっている。
故障者続出の日本人メジャー投手陣の中で、非常に明るい話題であり、色々な意味で意義深い今回の岩隈の大記録達成となった!
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