タイガースの春季キャンプも3日目。宜野座ではドラフト3位ルーキーの江越大賀に注目が集まっている。2015年タイガース戦力分析第一弾はこの江越大賀選手を検証したい。
駒沢大学時代はキャプテンとして、野手として走攻守三拍子揃った抜群の運動神経とパワーで、チームを東都大学リーグの完全優勝、明治神宮野球大会の13年ぶりの優勝に導いた。
50メートル走5秒8の俊足と遠投120mと長打力を持ち、長崎・海星高校時代からプロ入りしたら「3割30本30盗塁」のトリプルスリーを達成出来ると評され、本人も阪神入団会見時に「球団初」のトリプルスリーを目標にすると公言している。
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宜野座キャンプ初日にフリー打撃でいきなりサク越え11本!
他球団スコアラーは多分にリップサービスもあるが、高い評価を口にしている。
G&竜007絶賛!阪神・D3大賀、いきなりサク越え15発!! (1/3ページ) - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)
中日・井本スコアラーが「パンチ力があって身体能力も高い。それでいてミート力もあって、いい打球が打てている」といえば、巨人の三沢スコアラーも「スイングが速い。楽しみな選手だと思いますよ」と絶賛した。
引用:SANSPO.COM
入団時の辣腕中尾スカウトの評価は「真弓さんの様な1番3番タイプ」だったが、実際に映像で見ていて「新庄タイプ」ではないか?という感想だ。
まず、俊足と強肩の守備力の高さが何よりの魅力だ。
走力と守備力がプロレベルで通用すれば、まずは代走・守備要員として
シーズン入りしても1軍帯同が出来る。
加えて、長打力がこの後の実戦形式に入っていっても発揮される様であれば、
代打として「ここで一発欲しい」時に使えるし、そのままレギュラー奪取の
可能性も出てくる。
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昨年、センターとして初の「ゴールデングラブ賞」を受賞した大和でさえ、
危機感を持ち、このキャンプでは打撃に磨きが掛かっている。
俊足・強肩・長打力と体型からタイプ的には「新庄2世」になる可能性も秘めている。
ただ、大学4年の秋に.357の打率を残したが、通算では.236。
この辺りの確実性がプロでどうか?と言ったところだが、この辺りも新庄を彷彿とさせる。
これまでもプロでレギュラーを獲るパターンとして「まずは守備から」というケースは非常に多い。
それだけ、守備力と走力があるというのはベンチからすると魅力であるし、本人にとっては大きな武器になる。
シーズンに入れば、レフト・マートンの守備固めからスタートという形も想定される。
大和が危機感を持つくらいなので、福留が期待通りの打撃復活を見せなければ、
江越大賀をライトに入れてみてもいいと思う。
もし江越がプロでも高いレベルを発揮出来るのであれば、外野手争いの
候補一番手とされていた伊藤隼太は、打撃は成長したものの、
試合で失点に繋がる守備力の低さが克服されなければ、首が危うくなってくる。
二軍では横田慎太郎という、これまた三拍子揃った選手が急成長中だ。
掛布DCも愛弟子隼太に「今年やらなかったら危ないぞ」と警鐘を鳴らしている。
現状、江越大賀は、チーム内の競争を激化させ、雰囲気を上げていく存在になっており、
評判通り行ってくれれば非常に面白い存在になりそうだ。
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