岩本輝(あきら)が神宮のカクテル光線に負けない輝きを魅せ916日ぶりの勝利を挙げました。
開幕3連勝で勢いを付け乗り込んだ対ヤクルト神宮3連戦初戦を能見で落とすという嫌な流れを、開幕先発ローテ5番手に抜擢された岩本が見事な投球で断ち切りました。
私、ゐ太夫自身が取材観戦に行ってきましたので、画像と動画も合せてご紹介します。
【スポンサーリンク】
3連勝の後、敵地に乗り込みカード初戦を能見で落としたことは非常に手痛いことは、前の記事でも書いた通り。
この神宮3連戦は、能見→岩本→岩崎の先発が決まっており、特に岩本は開幕ローテーション投手としてプロ入り後初めての登板。
そんな中、大事な初戦を実績経験十分の能見で落としたことは、通常の3連戦初戦を落とすダメージ以上に、緊張を強いられる岩本の登板に「連敗は出来ない」というプレッシャーも与えかねない危惧がありました。
しかし、岩本は4月とは思えない寒さと風雨という悪条件の中、3回までの打者一巡目をパーフェクトに抑えその後も好投、結局7イニングを101球、被安打5、無四球、1失点という最高のピッチングを披露し、3シーズンぶり916日ぶりの勝利投手となりました。
(力投を魅せる岩本)
岩本自身、5年目を迎え「もう後がない。このまま行けばクビだ」という危機感を持ち、オフは呉昇桓(オ・スンファン)に弟子入り、強いストレートを投げること、そして投手として攻める気持ち、上半身ムキムキの体格まで師匠を真似る充実した自主トレを敢行。
昨日の試合も梅野とのバッテリーで、何度も何度も打者の内角をえぐる強気のピッチングが見られ、若いバッテリーは投球テンポも良く、奪三振は3で、ゴロアウトが多かったことからも、酷寒?の神宮でバックの野手も守りやすかったことの証明でもあります。
内角を突き、あとはほとんど低めにコントロールされ、この日は最速145キロのストレートの威力もヤクルト打線を圧倒し、抜群の緩急の効果のあるスローカーブもしっかり決まっていました。
岩本の力投に応えるべく、ヒットは出るもののヤクルト先発石山に「何となく」抑えられてしまっていた打線も6回ツーアウトから福留がエラー出塁、梅野フォアボールの後、大和が見事な右打ちを魅せ、走者一掃の2点タイムリー。
【スポンサーリンク】
(大和2点タイムリー動画)ピンボケ、手ブレが多く恐縮です。youtu.be
この回は大和のヒット1本で2得点と効率の良さと大和の打撃も復調の気配を見せましたが、やはり打線は全体的に低調で、他のイニングが好機で何度も凡退するシーンが繰り返されました。
守備面で懸念のあった西岡は2回裏の4番雄平と5番畠山の場面、連続ファインプレーで岩本を盛り立てました。ただ送球には未だ不安が残ります。
(2回の西岡の守備と岩本の投球)
youtu.be
オープン戦中盤まで絶好調だった2番上本と未だ本調子とはいえない3番西岡の2人の調子が悪く、打線が機能しない状態は続いています。
また、岩本の師匠である呉昇桓(オ・スンファン)は、抑え捕手として藤井と組むも昨日も2安打されヒヤヒヤの展開が続いています。
スロースターターとはいえ、上半身の筋肉を韓国時代の頃のムキムキ状態に戻したとのことで、上半身と下半身のバランスが巧く取れていないのかもしれません。
何はさておき、今日の神宮3連戦最後の先発は岩崎。
岩本とは真逆のタイプだけに、昨日の今日でヤクルト打線を翻弄出来るか?に期待。
そして打線は岩崎の援護を早めに、そして中押しダメ押しと早く「勝ちパターン」に流れを持っていくことを期待しています。
(関連記事)
toradayu.hateblo.jp
toradayu.hateblo.jp
toradayu.hateblo.jp
toradayu.hateblo.jp