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【動画阪神】映像で大和の守備力を再検証!2015 ショートではなくセンターで起用しなければならない理由 ファインプレー集

今季センターで「ゴールデングラブ賞」を初受賞したタイガース・大和。

鳥谷の去就が流動的で「ショート再コンバート」という案も浮上しているが、大和のセンターとしての守備力はプロも認める所であり、センター西岡という案には以前から反対だ。

今季の大和の守備を映像で振り返りながら、センター大和でなければいけない理由も考察したい。

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まずは記憶に新しいCSファイナル3戦目、
巨人・亀井の左中間大飛球を「ダイビングキャッチ」で
ゲームセット。呉昇桓を救った場面。

http://youtu.be/C9VMP9QNMq0
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連続して9月21日中日戦延長10回のビッグプレー。
http://youtu.be/sQVldlvcnWw
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私が大和の「センター」にこだわる理由のひとつが、
この2つのファインプレー凝縮されている。

いずれも左中間への大飛球なのだが、打った瞬間は、
左中間に抜けるか?レフトが対応するか?といった打球だ。

しかし、タイガースのレフトは守備力がなく、足が遅い、
そして時折り怠慢プレーとも取れる守備をするマートンがいる。

大和がセンターにいることにより、マートンの拙い守備を
カバーすることが出来る。

特に広い甲子園では、左中間といえども抜けてしまえば、
ピンチになる、失点する可能性はより高まる。

そして、忘れてはならないのが、レフト、ライトへ打球が飛んだら
大和は凄いスピードでカバーに行っていることも上げられる。

センターとして、どんな凡フライでもカバーに行くのは当然だが、
カバーに回る速さと、特にマートンが打球処理する際のカバーは、
ダントツに速い。

続いては9月3日の横浜戦での正確なバックホームタッチアウト。
http://youtu.be/xwm_wzjDm7Y
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大和は肩は余り強くはないが、基本に忠実なワンバウンドでの
バックホーム送球をし、2人目の走者をアウトにしている。
(ちなみに捕手梅野のブロックは少し甘いが)

CS広島戦では、三塁送球アウト。
http://youtu.be/0qwhnx-Y3v8
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これは、もうこのタイミングで、ここしかないという
絶妙なノーバウンド送球でタッチアウト。
打球までのダッシュも、バウンドに上手く合わせている。

最後は、8月21日中日戦平田のセンターライナーをダイビングキャッチ。
http://youtu.be/dYxQpRt6daA
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外野手として、前にダイビングするのは、もしキャッチ出来なかったら、
ボールは自分の後ろを転々とし、大ピンチとなりかねないリスクがあり、
余程自信が無いと出来ない(やってはいけない)ビッグプレーだ。

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まず、全てに通じるのは投手は心の底から「助かった」「救われた」
という気持ちを持つこと。

打たれた瞬間は、外野に打球が飛べば、打球が抜けること、落ちることを
覚悟しているので、大和のファインプレーによって、
ピンチであれば流れを断ち切ることも出来る。
(チーム全体としても乗っていける)

数々のプレーは大和の走力と類い稀な運動神経と努力が生んだ賜物であり、
これを西岡に求めても、厳しい。

特にタイガースは前述したマートンのフォローも必要なので、
これから外野をやる西岡には、タイガースのセンターは大きな負担になる。

また、大和の中では一大決心であったであろう「センター」コンバートで、
内野手としての自分を消して「ゴールデングラブ賞」まで獲った努力と実力は、
早々簡単に戻していいものではないと思っている。

センター西岡というプランは「打撃優先」をしたオーダーになるが、
野球は「足し算」だけでやるものではなく、大和がセンターにいることによって
どれだけの失点が防げるか?という「引き算」も入れたトータルの観点から
オーダーを組むべきものだ。

大和は日米野球や秋季キャンプで、打撃面でも成長が見られており、
あくまでもオプションとして「ショート」を守ることはいいが、
センターから完全にショートへのコンバートとなると、
タイガースというチームの戦力を総合的に勘案しても、
マイナスの面の方が大きいと思っている。

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